STARTREK 変なところ


DVDレコーダーに注意1. CCが失われる危機!

CC(closed caption)ファンは注意です。DVDレコーダーを通過するとデッキの種類によってはCC成分が欠落する場合があるようです。
CC成分はビデオ信号の垂直帰線区間に押し込められているようですが、ある種のDVDレコーダを経由すると(録画に関係なく)CCが出なくなります。
大宇電子ジァパンのDDR-2000とビクターJVCのDR-M10を試しましたが、いずれもCC欠落しました。
RFアンテナ端子から入れても、コンポジットビデオから入れても、DVDレコーダを通るとCCが欠落します。
情報! こちらCC情報局さん対応デッキ情報がありました。
大手家電メーカーによると「デジタルで録画する際、誤動作を防ぐため、デジタル録画機器ではご指摘のようにCC信号をカットしているため出すことはできません」のだそうです。


DVDレコーダーに注意2. メディア種類と二ヶ国語

二ヶ国語放送が一方しか残らない場合があります。
DVD-Rに記録する場合、二ヶ国語放送は、主音声か副音声の、あらかじめ決めたどちらか一方しか残りません。
-RAMや-RWのVRモードなら録れるようですが、-RWでもビデオモードだと片方しか残りません。
再生装置の互換性を重視すると-Rを使いたいだけに、二ヶ国語の保存は苦しい状況です。


○趣旨
STAR TREKを原語と日本語の比較で、またはクローズドキァプション入りで観ている人はけっこう変なところに気づいていると思います。原語が正しいこともあり、また、翻訳チームの気遣いが勝っているところもあります。

○省略
次のようなところは特に取り上げません
・ダジャレ、意訳、比喩的表現
・主語のバリエーション。人称代名詞の置き換え、苗字とファーストネーム、職位、階級など
・会話が重なるシーンでCCが読み取れないくらい早く切り換わる、また、タイミングがずれる
・TNGのCCは雑にできている点。省略なのかタイプミスなのかなんだかわかりません
・種族の名詞と形容詞
(「アメリカ人」と言うべきところが「アメリカン人」とされているのではないか)
(「アメリカンコーヒー」と言うべきところが「アメリカコーヒー」とされているのではないか)
(「フレンチトースト」と言うべきところが「フランストースト」とされているのではないか)
・他言語が入ったときのCCの対応のバリエーション
(フランス語やイタリア語は無表示または解説表示、クリンゴン語やコバリ語は多くを表記、など。表示可能文字セットの制約でしょうか)
・雑踏や混雑でのCC字幕は実際に聞き取れない雰囲気まで字幕にしている
・CC字幕では画面外のキァラが発言する表示があるのに実際には聞き取れない
(台本には書いてあるが撮りで省略した?)

○調査順
2006年10月調査開始 録画分VOY 117〜
今後の予定
1. VOY 〜172
2. TNG
3. VOY1〜116
予定なし: TOS, DS9, ENT, まんが, 映画

○方法
0. SuperDramaTV(元SuperChannel)などから私的視聴のために録画する。
1. 一話分を私的再生視聴する
2. 妙なところを拾い上げる
3. "Star Trek - U.S.S. Kyushu"さんのエピソードリストをみに行く
4. 既に指摘されていたところは明示する

○アイコン
明らかな誤りと思われる
かなりクリティカル
まぁまぁ気になる
どうでもいい
ただ製作者が書きたかったこと。イチャモン


CC(字幕入)放送の例
例1例2


○ VOYAGER

117 11:59

女性科学者シァノンが本屋のおやじヘンリージェインウェイに愛想をつかして店を去り高速道路に入ってクッキーを食べるところの時刻
CC: 11:15
日本語: 11時50
残り9分間で戻って説得はキビシいので、CCの11時15分が正しいのでしょう。
(13〜19と30〜90の取り違いはシリーズ全体を通してよく見受けられますね)

118 RELATIVITY

時間爆弾を仕掛ける場所
CC: JUNCTION BOX 32 ON VOYAGER'S THIRD DECK
日本語: ボイジャーの第四デッキセクション39のシミュレーション…
その後再度その点に言及する場面ではCC・日本語ともに第四デッキになっています。

119 WARHEAD

CCが大幅に遅れて出ます。約七秒ほど。
(2001年3月SuperChannelの放送時に特有の現象かもしれません)

120 EQUINOX

EquinoxのクルーとVOYAGERの食堂で集合した後でセブンが
CC: DECK EIGHT, SECTION 29. を日本語: 天体測定ラボに居る。第8デッキ、セクション21、はU.S.S. Kyushu の指摘の通り

ターボリフトでの一件の後、天体測定ラボでの討議中にトゥヴォックが
CC: IT WEAKENS THEM BY .3% を日本語: 亀裂が起こるたびにシールドの一メートル四方が3%ずつ弱まっています、はU.S.S. Kyushu の指摘の通り

121 EQUINOX PartII

Equinoxが惑星に隠れて地表へ降りたところでの
CC: AZIMUTH 117... 30 METERS を日本語: 方位171地下30メートル、はU.S.S. Kyushu の指摘の通り

艦長がレッサムを貨物室で脅すところ
CC: LOST SHIELDS IN SECTION 29 ALPHA. を日本語: 第22デッキアルファでシールドダウン、はU.S.S. Kyushu の指摘の通り

VOYAGERとEquinoxの戦闘中にトレスがMaxにコミュニケートした際の
CC: WORKSTATION 33 BETA を日本語: ワークステーション32のベータ、はU.S.S. Kyushuの指摘の通り

セブンが生還して正ドクターと話すところで
CC:TURN ME INTO MR.HYDE を日本語: スイッチひとつで別人に変える、はU.S.S. Kyushuの指摘の通り(ハイド博士人気なしっ)

124 TINKER TENOR DOCTOR SPY

ドクターがブリッジで艦長役を演じて異星人と応酬するシーンで
CC: WON'T GET WHAT YOU'RE AFTER - NOT IN A MILLION YEARS
日本語: 百年後に出直せ
「十年早い」も百年も原語の百万年も大差ないというところですね。

125 ALICE

全編でアリスの CC: FIRST FLIGHT を 日本語: 処女飛行 と言っていますが、初飛行のほうがいいと思います。

機関室でベラナとキムが異状に気づくシーンでベラナが
CC: WE'VE GOT A .003 DROP IN THE WARP FIELD OUTPUT.
日本語: ワープフィールドに0.003の出力
と言っているのですが、日本語が半端な気がします。出力低下とするか、もしかして「〜0.003の失力」と言っているわけではないですよね。

126 RIDDLES

TNGロミュラン船でおなじみの CLOAKING を、BA'NETHSについては遮蔽ではなくて偽装としています。

CC: COMMANDER CHAKOTAY SAYS YOU'VE FOUND SOMETHING.
を、単に 日本語: Mr.NAROQ、何か見つけたそうね。 と言いながら艦長が入ってくるシーンでナロックの説明中に崩壊し易い物質について
CC: VERIDIUM HAS A VERY BRIEF HALF-LIFE -- LESS THAN 70 HOURS.
日本語: ベリディウムは非常に短命で70時間弱しか持ちません。
日本語では半減期を無視して一気になくなるかのように言っています。後の151(CRITICAL CARE)でも半減期は嫌われています。

127 DRAGON'S TEETH

VAADWAURと出会う前、原語や字幕ではTUREI人をOUR FRIENDS や単にALIENとしていますが、日本語では最初からトゥレイ人で突っ走っています。

最後にセブンオブナインが艦長に発見を伝えるシーンで
CC: ASTROMETRIC SCANS DETECTED 52 ION SIGNATURES.
日本語: スキァンしたら亜空間通路に入る53のイオン反応を捕らえた
原語は53に聞こえます。CCの負け。

128 ONE SMALL STEP

イントロの近未来宇宙船のシーンで
CC: You owe me 20 bucks.
日本語: ヤンキースの勝ち。20ドルいただきね
ドルの原語は米口語のbucksです。(これはメモです)

派遣チームの活動中にチァコティが記録的にしゃべるシーンで
CC: we should call it the "kitchen sink anomaly."
日本語: 電磁気に引き付けられ飲み込むこの空間を電磁空間アレスフォーと呼ぶ
この部分と「電磁空間」の苦しさはU.S.S. Kyushu の指摘の通り。

遭難中の近未来宇宙船内の意識朦朧発言で
CC: Bad landing. - Call the medevac team.
日本語: 着地失敗。救急車を呼んでくれ
medevacは軍事用語では負傷兵輸送ヘリコプタのようです。近未来宇宙船で、しかも意識が清明ではない発言なので救急車を充てたのでしょう。

フライアを電磁空間から引っ張り出すシーンでTUVOKの発言
CC: THEY'RE STILL OUT OF REACH
日本語: まだ届きません。あと300メートルです。
日本語だけに中途半端に距離の数値が補充されていますが、この後艦長の指示で「あと数メートル」(JUST A FEW MORE METERS.)だけ近づいて救出するのですから、不自然な補足だと思います。

大先輩に敬意をはらうシーンで艦長が「宇宙は我々をつないでいるのですから」に続いて
CC: VULCAN, KRONOS, TALAX, EARTH
日本語: バルカン、クロノス、タラクシア、そして地球
タラクシアは形容詞でTALAXが名詞なのでしょうか。日本語もタラックスと言うべきなのかもしれません。

129 THE VOYAGER CONSPIRACY

CC: AND SENDS IT HURTLING INTO NULL SPACE
日本語: 重力量子の波動を送り船はゼロ空間に突っ込んでいく
プログラム言語の型の話のようで恐縮ですが、NULLとゼロは異質のもののような気がします。

セブンがチァコティをかどわかすシーンで
CC: STARDATE 51762: A CEASE-FIRE WITH THE HIROGEN.
日本語: 宇宙暦50762 ヒロージェンと停戦合意
U.S.S. Kyushu の指摘の通り、原語は51762です。

チァコティが自ら機関室のトレスに遠隔測定データを持って行くシーンで、チァコティが話し掛ける前に機関部員らしいクルーがトレスにパッドを無言で渡しますが、その動作に「お願いします」の日本語が補われています。

(最後にシァトル内のセブンオブナインとジェインウェイを、二名ともVoyagerへ転送収容します。シァトルは無人にされます。操縦者不在のシァトルはナイトライダーのようにそれ自身が自動で帰還するのでしょうか。)

130 PATHFINDER

イントロを過ぎて本編入りした冒頭の部分でREG.が
CC: NOW, LOWER THE FILTER BAND BY .03 KILOHERTZ.
日本語: バンドフィルター0.3キロヘルツダウン
原語は0.3に聞こえます。CCの負け。

ラボで粘るREG.にPETEが
CC: BURNING THE MIDNIGHT OIL.
日本語: 残業かね、レッジ
残業はこう言うのですね。この表現は次回も出ます。

REG.がラボに入り込んで勝手にMIDASを使い始めるシーンで
CC: A pulsar has been detected at coordinates XYZ by X.
日本語: パルサーは座標227-41マーク6に感知しました
原語は日本語と同じです(227 by 41 mark 6)。完成前の台本から起こしたCCの、いわゆるゲタ(〓)のようなものが校正されずに出たのでしょうか。

通信がかすれながら通じ始めたシーンで、VOYAGERの実ジェインウェイが
CC: TRY APPLYING A NARROWBAND FILTER TO THE SIGNAL PROCESSOR.
日本語: シグナル装置にナローバンドを適用して。
と、地球側が
CC: LOWER THE FILTER BAND BY .3 KILOHERTZ.
日本語: バンドフィルターを0.3KHz下げて。
のあたりで、高度な通信の明瞭度を確保する最後のひと押しが帯域幅で、たかがナローバンドフィルタをわざわざ艦長の指示で使い始めるのはいささかチープな感じがします。この部分の日本語は中途半端に感じますが、無線通信の好きな人には原語も雑に感じられると思います。(これはイチャモンです)

131 FAIR HAVEN

イントロを過ぎて本編入りした冒頭の部分で、仕事に戻るクルーにホロキァラが
CC: "WAVEFRONT"?
日本語: 中性子波?いったいぜんたい何かね。
直前の艦長の発言で「中性子波が接近中」は THERE'S A NEUTRONIC WAVEFRONT APPROACHING. だったので、ホロキァラにWAVEFRONTのみで中性子波と言わせるよりは「ヘンな波ってやつ」くらいでとどめておくほうがよかったような気がします。

中性子波への対策を練るミーティングで、セブンの発言
CC: BORG SPATIAL CLASSIFICATION 34792.
日本語: ボーグ分類3472。
原語が3472なのでCCの負け。

中性子波への対策を練るミーティングで、艦長の発言
CC: TOM, B'ELANNA, GET STARTED ON CONVERTING THE WARP CORE.
日本語: ベラナ、ワープコアの変換を始めて。
艦長はトムとベラナに指示を出し、ベラナは動作で応答し、トムだけがYES, MA'AM.と声を発して答えています。日本語の呼びかけで トムを省略したことにより、ベラナへの指示にトムが答えたような違和感を残しまくる結果となっています。

(メモ)ミーティング後に食堂で仕事中の艦長をニーリックスがつかまえるところで艦長が
CC: JUST BURNING THE MIDNIGHT OIL.
日本語: 仕事が残っててね。
おなじみ残業です。前回も出ました。

放射能予防接種中に、自作のホロ番組をドクターに褒められたパリスが
CC: OOH, HIGH PRAISE FROM A HOLOGRAM.
日本語: あードクターにまで褒められるなんて。
ホログラムにホロプログラムを褒められちゃったぜ、という感じだと思いますが、ドクターと言い換えてしまったために皮肉感がなくなっています。

乱気流との衝突をやり過ごしてから艦長が
CC: WE ESTIMATE ANOTHER THREDAYS BEFORE WE'RE CLEAR OF IT.
日本語: 完全に抜け出すまであと三日はかかるだろう
三日の部分のCCがヘンです。TNGのCCにはこのようないい加減さは多発していました。(ひょっとして現代口語などにTHREDAYSってあるのかも?)

食堂でTUVOKが気分が悪くなるシーンでニーリックスが
CC: MUTTON, CREAMED CABBAGE OR BLOOD PUDDING?
日本語: マトンのクリームキァベジ(ツ)添えかブラッドソーセージか。
続いての「子羊の腸をレプリケートするのは至難の技で」も影響してか、プディングがソーセージに換わっています。直後のパリスの発言でもソーセージです。プディング(プリン)と言えばカスタードプディングしか思い浮かべない日本に配慮しているのでしょう。
マトンとクリームキァベツが単に列記なのに、「添え」と洒落過ぎた表現になっている点はU.S.S. Kyushu の指摘の通り。

更なる波の到来が予測されたブリッジでパリスがTUVOKに
CC: EVERY TIME YOU GET QUEASY, WE GO TO RED ALERT.
日本語: 気持ち悪くなる度に警戒警報を鳴らしゃいい。
RED ALERTをそのままとれば警戒ではなく非常警報です。最初の波で艦長が敷いたのが警戒警報だったため、それに合わせて調整しているようです。

民族音楽にのせて踊るシーンで、疲れてきたかの問いに答えてマイケルが
CC: FASTER, BOYS!
日本語: 私はまだまだ
原語では質問には動作で応えて言葉では楽団にテンポの加速を求めています。日本語では、その直後に音楽がテンポアップすることとの関連が失われています。

132 BLINK OF AN EYE

地表へドクターを送るシーンで艦長が
CC: GATHER WHATEVER DATA YOU CAN -- ANYTHING THAT MIGHT GEVE US A CLUE ABOUT HOW TO BREAK ORBIT.
日本語: できるだけデータを集めて。地震の分布図や長期間の気象記録、役に立ちそうなものなら何でもいいから。
原語では肝心の目的である軌道を脱出するための手がかりが表に出ていますが、日本語は広い視点になっています。

オービタルワンを送出後に攻撃を受けつづけるシーンでTUVOKが
CC: SHIELDS AT 23%.
日本語: シールド22%
原語は23パーセントに聞こえます。日本語の負け。

133 VIRTUOSO

歌詞についてのCCで
線路は続くよどこまでも、は歌っている間に原語の詞が♪マーク付きでCCに表示されます。
古いナポリのバラッドを歌うシーンでは[singing in Italian]と表示されるだけです。

134 MEMORIAL

トレスがパリスに受像機を見せるシーンで
CC: A TELEVISION SET!
日本語: テレビじゃないかっ
CC: THIS... IS THE REMOTE CONTROL.
日本語: これは...リモコンとか言うもので
CC: CARTOON!
日本語: おっ、アニメだ
CC: THAT IS CALLED A "JINGLE."
日本語: そう、これがね、コマーシァルって言うもの
『テレビ』、『リモコン』、『アニメ』に『コマーシァル』と、ズキズキするくらいニホン的です。

ジェフェリーチューブで幻覚を見て治療に来たキムが
CC: THERE WAS A PLASMA LEAK ON DECK FIVE.
日本語: しょうがないじゃないか、プラズマが漏れてたんだから。
デッキ番号が省略されています。ストーリーには影響がありません。

パリスを心配しながら去るトレスが
CC: YOU KNOW WHERE TO FIND ME.
日本語: 機関室にいる。
機関主任の居場所は自ずと知れているようです。

艦長が幻覚から覚めて星へ向かうように指示するシーンで
CC: THE MASSACRE TOOK PLACE ON TARAKIS. GO TO RED ALERT AND SET A COURSE.
日本語: あの星で虐殺があった。まっすぐTARAKISへ向かって。
非常警報発令が略されています。この後で星を正面にとらえて軌道へ向かうときのブリッジには非常警報が出ています。

135 TSUNKATSE

ボイジャーとデルタフライアの攻撃で敵艦のパラボラアンテナ様の装置が破壊され中継が半分途切れたシーンで
CC: REROUTE POWER TO TRANSMITTERS FIVE AND SIX.
日本語: トランスミッターにパワーを回すんだ。
ストーリーに影響のない一部が略されています。

セブンとヒロージェンを救出した後で艦長が
CC: I CAN'T SAY I'M SORRY - TO SEE THIS SHORE LEAVE COME TO AN END.
日本語: 旅を無事再開できてホッとしているところだ。
原語はやや複雑に言っているようです。

136 COLLECTIVE

艦長がボーグ艦内でノーケディアのこどもボーグと話すシーンで
CC: POPULATION: 26 MILLION.
日本語: 人口は二億六千万人。
だいぶかさ上げされています。

BORGにディフレクタを取られそうになるシーンで
艦長) CC: INCREASE SHIELD STRENGTH AND RANDOMIZE THE HARMONICS.
日本語: シールド強度を強化。周波数を変調させて。
TUVOK) CC: THEY'RE ADAPTING.
日本語: 変調効果なし。
搬送波に変調(modulation)をのせて通信にするという概念があると、この場合のrandomizeで周波数を変調させるという表現にはちょっぴり違和感があります。(では代わりは?「周波数を不則変動させ」る…?マシな代案はないのでイチャモンの域です)

137 SPIRIT FOLK

パリスがマギーを牛にしてキムの邪魔をするシーンでパリスを尾行中のSEAMUSとMILOが物陰で、その1
CC: (なし)
原語: …おー、マギー…(不明瞭)
日本語: マギーが牛に!
聞き取れないセリフまでも文字化されていることが多いCCですが、字幕化されていないめずらしい例です。台本にないアドリブ発言だったのでしょうか。次も同様です。

パリスがマギーを牛にしてキムの邪魔をするシーンでパリスを尾行中のSEAMUSとMILOが物陰で、その2
CC: (なし)
原語: …(不明瞭)
日本語: あぁー、大変だーっ

ドクターの神父が説教を牛に邪魔されるシーンで
CC: THIS MASS IS OVER.
日本語: ミサは終わりだ。
Mass より、この教会はローマンカトリックの模様です。(これはメモです)

138 ASHES TO ASHES

コバリ語はアルファベットでCC表記されています。

ボイジャーに乗船したバラードが経緯を説明するシーンで・その1
CC: WE WERE TEN FEET AWAY WHEN I WAS HIT BY A NEURAL DISRUPTER.
日本語: でもたどり着く寸前私は撃たれてしまった。
寸前度合いと武器の種類が略されています。

ボイジャーに乗船したバラードが経緯を説明するシーンで・その2
CC: IN A STASIS CHAMBER SURROUNDED BY ALIENS.
日本語: 私は異星人に取り囲まれていました。
血流停止チァンバー内で、が略されています。

キムといるバラードがドクターに呼ばれるシーンで
CC: I've finished analyzing your bio-scans. I need to discuss something with you about them immediately.
日本語: キミのバイオスキァン分析が終了した。
相談しにすぐ来い、が略されています。理由が推測できません。省略されたセリフが長いので間が開いています。

ヒューマノイドの外見を保つ治療の件でドクターがバラードに説明するシーンで
CC: YOU'LL HAVE TO SEE ME AT LEAST TWICE A DAY.
日本語: 治療回数を増やす必要がある。最低でも二日に一度は。
日に二回必要な治療が二日に一度に減っているので、医療室にカンヅメになって仕事ができなくなる感じが薄れています。

ボイジャーに収容されているコバリシァトル中で悩むバラードをキムがなだめるシーンで
CC: I DON'T CARE - IF YOU'RE HUMAN, KOBALI OR BOLIAN.
日本語: キミが誰であろうと気にしない。コバリであろうと。
ボリアン人は略されました。この場面では忠実に訳されようが略されようがどちらにしても人気なし。つらいです、ボリアン人。

139 CHILD'S PLAY (2003年2月スーパーチァネル放送時CC信号なし)

140 GOOD SHEPHERD

イントロを過ぎて本編の冒頭で
CC: CAPTAIN'S LOG: DELTA FLYER. - STARDATE 53753.2. WE'VE BEEN RUNNING ON MINIMAL POWER FOR SIX HOURS. STILL NO RESPONSE TO OUR DISTRESS CALL - AND NO ANSWERS FROM THE COMPUTER ON WHAT HIT US.
日本語: 艦長日誌 宇宙暦53753.2。Tクラス星団の長距離スキァンで興味深い変則現象が多く見られた。探査チームにはいい経験になるだろう。私も加わることになるかもしれない。
(原語は宇宙暦に続いてLong range scan…)
CCが誤っています。原語と日本語は合っています。後に艦長がデルタフライア内で記す日誌がここに誤って出てしまったようです。宇宙暦の53753.2はこの場面に合っています。後のデルタフライア船長日誌の宇宙暦は53764.3です。

フライア内で艦長がハレンに質問するシーン
CC: HOW'S YOUR 13th CHROMOSOME? MISSING A COUPLE OF BASE PAIRS IN GENE 178?
日本語: (じゃあ質問変える。)あなたの染色体だけど遺伝子178の塩基対がないんじゃない?
13番目が略されています。

セレスが艦長に自己の落ちこぼれ度合いを力説するシーンで
CC: THERE ISN'T ANOTHER POST ON VOYAGER, NOT FOR ME. UNLESS YOU NEED A WAITRESS IN THE MESS HALL.
日本語: 私の務まるポストなんかボイジャーにはない。人を手伝うぐらいがやっと。
上品に訳されたようで、好感がもてます。今や外食産業は接客至上主義が多いですしね。

ハレンとテルファーがデルタフライアの修理中に
CC: PRESSURE'S INCREASING. THE E.P.S. RELAYS ARE FUSED.
日本語: EPSリレー停止。
圧力上昇が略されています。原語ではCC通りに発声されています。

141 LIVE FAST AND PROSPER

日本語では、例によってテルシアンとテルシアスを区別していません。

トレスが八つのデッキに異状が起きていることを報告する際に艦長も既に異状を察知していたシーンで
CC: MAKE THAT NINE DECKS.
日本語: 異状が広がっています
易しく訳してくれています。

贋ジェインウェイを拘束したシーンで真ジェインウェイが
CC: IMAGINE THE RESOURCES - WE COULD HAVE ACQUIRED OVER THE PAST SIX YEARS.
日本語: それは思いつかなかったわね。そうしてれば莫大な量の資源を手に入れられたのにね。

テルシアン人が隠した資源を回収する準備をしているシーンで贋ジェインウェイが
CC: MAYBE WE SHOULD TAKE 12.
日本語: じゃあ私も運ぶ。
転送強化装置の数の件から仲間割れの疑心暗鬼に移行する段階で日本語に調整がとられているようです。
(ここの前後ではCCの表示タイミングがズレている感じです)

142 MUSE

すべてを知りたいと願うKELISにトレスが
CC: WE "ETERNALS" HAVE OUR RULES.
日本語: いろいろとルールがあるの。
神にも神のルールがあるの、といった感じでしょうか。

トレスがKELISに地球を説明するシーンで
CC: IT'S, UH... - AN ISLAND... - A BEAUTIFUL ISLAND, BLUE AND GREEN.
日本語: 地球は、惑星よ。とても美しい惑星。青と緑の。
ISLANDが微妙です。やや文明の遅れた異星の人にはデルタフライアが宇宙船だと認識されていたので、ストーリーに違和感はないです。

エイリアンの輸送船がデルタフライアの信号を捕らえていたことが知れるシーンで
CC: THEY PICKED UP THE DELTA FLYER'S DISTRESS CALL.
日本語: ベラナのSOSを受信したそうです。
普段は救難信号と言っていることが多いと思いますが、ここではSOSとしています。

143 FURY

イントロ、救難信号を受信したシーンで
CC: A SMALL VESSEL ON AN INTERCEPT COURSE.
日本語: 衝突進路にいる小型船からです。
普段、インターセプトコースはそのまま使い、ON A COLLISION COURSEを衝突コースと言い分けていたようですが ここではインターセプトが衝突コースになっています。

昔のボイジャーが自動操縦で動き始めた後でチァコティが
CC: ONE DOWN, 213 TO GO.
日本語: コース変更あと215回です。
216回から始まって一度過ぎたところなので、原語どおりに残り215回でしょう。CCの負け。

続いてパリスが
CC: NEW HEADING: OH-31, MARK TWO.
日本語: ワープ再度停止。進路ゼロサンゼロ、イチ、マーク2
ここの日本語が怪しげな点はU.S.S. Kyushu の指摘の通り。原語はオー・サーティワン・マークトゥーと言っているようです。

神経剤を散布するシーンでドクターが
CC: 50 MILLILITERS SHOULD SUFFICE.
日本語: 50ミリメータでいいだろう。
ここもU.S.S. Kyushu の指摘の通り。(七色の台本に微細な穴がっ)

144 LIFE LINE

EMHマーク1がZIMMERMAN博士に検査を邪魔されるシーンで
CC: HE'S A VULCAN MARSUPIAL.
日本語: ミトコンドリアはカンガルーのだ。
ヴァルカン有袋目がカンガルーになっている点はU.S.S. Kyushu の指摘の通り。

他、17時間の件などがU.S.S. Kyushu で指摘されています。

145 THE HAUNTING OF DECK TWELVE

イントロ、機能停止シークェンスが進む最中にALCOVEの前で
CC: Computer: Regeneration cycle incomplete.
原語: (なし)
日本語: (なし)
撮りで略されたようです

ニーリックスを相手に元ボーグチルドレンが理由を正すシーンで
CC: DECK12, SECTION 42 IS OFF LIMITS
日本語: 第12デッキの一部は〜立ち入り禁止に
セクション番号があいまいになっています。ストーリーには影響ありません。

機能異常で環境制御が壊れたシーンで
CC: ENSIGN PARIS TOLD ME IT WAS HOTTER THAN A TARKANIAN DESERT ON THE BRIDGE.
日本語: パリス少尉が言ってたよ。ブリッジはターカン砂漠より暑かった。
アメリカンでアメリカなら、ターカニアンでターカニア砂漠になるのでは。

機能が回復するかに見えるシーンで
CC: TOM, CHECK THE CON.
原語: (CCに同じ)
日本語: トム、操舵チェック。
ここより後ろのほうで"GIVE ME ACCESS TO THE COM"で「通信システムにアクセスさせて」というところもあります。

生命体と話そうとするシーンで
CC: TRY TO ACCESS THE DATABASE AT ENGINEERING STATION 3-1.
原語: (〜STATION スリー・ワン)
日本語: 機関室31ステーションのデータベースにアクセスしてみて。
三十一よりは三のイチ、らしいです。

146 UNIMATRIX ZERO

前回の"CON"で操舵に続き、"COM"で「通信システム」というところがあります。

147 "UNIMATRIX ZERO" PART II

原題のPART IIがダブルクォートの外だったり中だったりします。
第147話の原題「"UNIMATRIX ZERO" PART II」
第156話の原題「"FLESH AND BLOOD PART II"」
第163話の原題「"WORKFORCE, PART II"」

前回まで画面が捕らえているキァラの発言のCCは大文字表記でしたが、今回以降は小文字混ぜになった模様です。

イントロ、前回のお話しで
CC: Two more of the mutations has been descovered in spatial grid 649.
日本語: 空間グリッド642であと2名の変異ドローンを発見。
原語はシックス・フォー・ナインです。日本語の負け。

イントロを過ぎて本編入りしたところで、パリスの遂行確認型発言が日本語で行き先の無い命令調になっている点はU.S.S. Kyushu の指摘の通り。

ボーグ艦内で派遣チームと再合流して艦長と呼ばれたジェインウェイが
CC: What's left of her.
日本語: もうドローンよ。
原語は象徴的に言っているようです。易しく訳しています。

クイーンがジェインウェイにウイルスの中和を迫るシーンで
CC: Spatial Grid 94, Cube 630.
日本語: 空間グリッド九十の四…
原語はナイン・フォーなので九の四で良さそうです

クイーンが変異ドローンの存在するボーグ艦を自爆させるシーンで
CC: Thousands? Millions?
日本語: 何千、何万。
原語と日本語、双方の素直な位取りで話しを進めています。

Korokの加勢ボーグ艦が現れるシーンでパリスが
CC: Open a cHnnel.
日本語: チァネルをつないで。
CCがchannelの誤記のようです。TNGの頃には頻発した凡ミスですが、ヴォイジャーでは稀なので記しておきます。

戦闘中にKorokの艦が
CC: Shields in Sub-grid 42 are destabilizing.
日本語: サブグリッド四十の二のシールドが不安定だ
原語はフォーティトゥーなので四十二で良さそうです

最後にボーグ艦が自爆するシーンで敵のシールドダウンに続いてチァコティが
CC: Energize.
日本語: 脱出だ。
原語は「転送しろ」です。日本語はストーリーの流れから脱出をとったようです。ずっと派遣チームの救出タイミングを計っていて、やっと相手のシールドが落ちたのでここで転送可能になったわけです。シールド断の原因が敵の自爆だったので逃げる必要もあるわけです。転送収容だ、脱出だ、と忙しいわけです。

148 IMPERFECTON

イントロで
CC: Captain's Log, Stardate 54038.4
日本語: 艦長日誌、宇宙暦54129.4。
U.S.S. Kyushu の指摘の通り、CCの誤りで原語は日本語と同じです。

艦長とトゥヴォックがボーグ艦で目的物の回収中にパリスが
CC: Paris: Captain, we've got company. There's a ship approaching. [static]
日本語: 艦長、お客さんです。××に…(?不明瞭で断絶する)
原語ではapproachingの前のあたりで途切れます。

医療室やドクターから逃げているセブンがベラナと出会うシーンでベラナが
CC: He's looking for you... - The Doctor. - I ran into him in the corridor. - He was about 30 seconds away - from calling a ship-wide alert.
日本語: 探してたわよ、ドクター。さっき廊下であったの。もう少しで全艦に呼び出しをかけそうな勢い。
細かい秒数はおおらかに訳されているようです。

続くシーンでベラナが
CC: I've escaped the Doctor myself once or twice.
日本語: 私だってドクターから逃げ出したことあるし。
原語の回数入りの部分はどういう意味なのでしょうか。単に私が不明で知りたいのですが、一度か二度と言っているのか、それよりももっと何回も、ということなのでしょうか。

セブンといる艦長をドクターが呼び出すシーンで
CC: Doctor to the Captain. I need to see you and Seven right away.
日本語: ドクターから艦長。セブンといっしょに会議室へいらしてください。
場所は日本語で補足されています。ヴォイジャーの会議室ってめずらしい気がします。

医療室に戻ったセブンとともにいるドクターがイチェブに呼ばれるシーンでドクターがセブンに
CC: I'll make it clear to him that persistence is futile.
日本語: 心配ない。私が言って聞かせよう。頑固は無意味だとね。
ボーグがよく言う無意味はirrelevantです。ドクターの無意味はfutileでした。

無茶をしたイチェブが医療室に転送されて来たシーンでイチェブが
CC: Well, then, check your scans.
日本語: スキァンをチェックして。
不気味な日本語に感じますが、原語には忠実なようです。

149 DRIVE

パリスがレースに参加する許可を艦長にとりつけた後、艦長が壁の表示に向かって移動しながらキァメラに背を向けて発言するシーンで
CC:
1) (なし)
2) It'll give us a chance to make some friends
3) and allow the crew a little R&R.
日本語:
1) クルーにとって有意義な休暇になるはずよ。
2) 新しい友人を作るいい機会だし
3) クルーのいい気分転換にもなる。
発言の最初の部分がCCに出ません。原語でThis competition is just … break we need…の部分です。

ベラナとの約束を忘れていたことを言い訳するシーンでパリスが
CC: so, I guess I got so excited that I forgot about our plans.
日本語: それですっかり舞い上がって、俺達約束を忘れてたんだ。
日本語がヘンです。おれたち[の]約束を…だと思います。忘れたのはパリスだけです。ベラナに罪を押し付けてはいけません。

大使を招くシーンで
CC: Captain's Log: Stardate 54096.6
日本語: 艦長日誌、宇宙暦54058.6
U.S.S. Kyushu の指摘の通り、CCの誤りで原語は日本語と同じです。

セブンがニーリックスに状況を説明するシーンで
CC: The Aksani vessel is in third position having completed 68% of the course.
日本語: アクサニ船は現在第三位。コースの63%を終えたところだ。
原語は68%でCCと同じなので日本語の負け。その前の発言でデルタフライアが62%地点だったので、日本語ではもっと僅差にしたかったのでしょうか。

大使と安全を協議するシーンで、大使が
CC: We've done everything we could - to protect the races, but that may not be enough. - I don't wato to risk any more lives.
日本語: レーサーの安全には手を尽くしたが充分ではなかったようだ。これ以上彼らを危険にはさらせません。
日本語では「レーサー」に象徴されるように、レース船に乗っている者の危険ばかりを気にしているようですが、原語ではもっとレース運営総体について考えている発言のような気がします。

キムがパリスに危険を伝えるシーンで、艦内に再生されている符号
艦内音響: ・ (e)/・--- (j)/-・-・ (c)/- (t)/・・-・ (f)/・・- (u)/・ (e)/・-・・ (L)/-・・-・ <???>/-・-・ (c)/--- (o)/-・ (n)/・・・- (v)/・ (e)
CC: Fuel... converter rigged. Eject
とても遅い毎分45字以下の送信です。音響で聞き取って意味を理解するにはかなり時間がかかりそうです。パリスがモールス符号であると気づいてからあっという間に意味を読み取ったのは、耳で符号を解釈したのではなく、画面に映るA1振幅の様子から視覚的に一気に解釈したのでしょう。さすが宇宙艦隊士官です。

先着がゴールしたシーンでジェインウェイが
CC: Damn.
日本語: うちじゃないわ。
原語よりも、日本語のジェインウェイはお上品になっていてうれしく思います。

150 REPRESSION

いつもよりもCCが二〜三秒遅れて出ます。
2001年10月のSuperChannelの送出に特有の現象かもしれません。

ホロ映画館でホロ観客を消しても誰か残るシーンでパリスが
CC: Must be a glitch.
日本語: 電流異状か?
日本語だけ原因に踏み込んでいます。

Tuvokが自己に疑いをもって映画館の調査現場に来るシーンでTuvokが
CC: Computer, isolate the precise time index - of this image.
日本語: コンピュータ、この映像が記録された時間は?
日本語では時間ではなく時刻が充てられるべきでしょう。

Tuvokが自己に疑いをもって映画館の調査現場に来るシーンでコンピュータが
CC: Stardate 54167.4
日本語: 宇宙暦54090.4
U.S.S. Kyushu の指摘の通り、CCの誤りで原語は日本語と同じです。

チァコティ艦長の日誌のシーンで
CC: Chakotay: Captain's Log, Stardate 54178
日本語: 宇宙暦54101
U.S.S. Kyushu の指摘の通り、CCの誤りで原語は日本語と同じです。

(最後のthe Lobster People = エビ人間をひとコマだけでもみたかったです)

151 CRITICAL CARE

イントロを過ぎて本編の冒頭で売り飛ばされたらしいことを知ったドクターが
CC: This negotiation is pointless.
日本語: そんな交渉は無意味だ。
無意味が流行ですが、ここの無意味はpointlessです。

ドクターの不在が知れた艦内でジェインウェイが
CC: I want someone to tell me how this snake oil salesman - managed to evade every security protocol on the ship.
日本語: どうしてそのインチキセールスマンはこの船の保安プロトコルを突破できたのかしら。
蛇油です、蛇油。おもしろい言い方集としてメモです。

Garを探している最中に発案するTuvokが
CC: He traded us high-grade iridium which has a very brief half-life.
日本語: 我々が取引したイリジウムは長時間質を保てません。
日本語の半減期の件で引きずりますが、126話(RIDDLES)のベリディウムの扱いより良くなっていると思いますが、どうしても半減期を表に出すのがイヤなようです。

Garを捜し求めるシーンでGarの相手の女性が
CC: He's on his way to the gambling tournament on Selek Four.
日本語: ギァンブルトーナメントに出るためにセレク・フォーへ向かってるわ。
普段なら「セレク四号星へ」となりそうなところです。

ニーリックスが拘束室のGarに食事を摂らせるシーンで
CC: I used Talaxian wormroot as the base.
日本語: それはタラクシアのスピゲリアを使った料理だ。
wormrootのスピゲリアって何でしょうね…と思ったらmemory-alpha.orgTalaxian wormrootの詳説 がありました。こちらさんもすごいですねぇ。

(最後にドクターの機能診断をする役目を負うのは、本来は第一にトレス、次にキムのような気がしますがセブンオブナインです)

152 INSIDE MAN

休暇はどのくらい残ってるかPETEに問われる真Reg.が
CC: Not that much. 50... maybe 60 days.
日本語: そんなにありません。50か、せいぜい60日です。
単にうらやましいです。日本人被雇用者には。多くなくてこの日数ですよ。

ワクチンに疑問を持ったドクターを悪ホロReg.が丸め込もうとするシーンでReg.が
CC: It's the medicinal "ying" to the shield's "yang."
日本語: つまりワクチンが陰、シールドが陽。
相乗効果の対比は中国思想の陰と陽で表現されています。

ボイジャーがgeodesic fold(測地線パルス?)に進むのを地球の艦隊COMMUNICATIONS RESEARCH CENTERが感知しているシーンで
CC:
Reg.)
If the Ferengi did alter my hologram, then... - it might... might be possible.
PETE)
One hologram against an entire crew?
日本語:
Reg.)
フェレンギが改造したホログラムがボイジャーに乗ってる。船を乗っ取ってしまったのかもしれない。
PETE)
150人のクルーを相手にしてか。
日本語では人数を強調しています。

最後にReg.がホロReg.を強化改良しているシーンで
CC: Computer, install Barclay security protocol 21 Alpha.
日本語: コンピュータ、インストール開始。バークレイセキュリティプロトコル二十のワン・アルファ。
原語がトゥエンティーワンなので二十のワンよりは二十一でいいと思います。

物真似シーンでの画面に合わせた声の切り換わり方と"third nacelle."の件はU.S.S. Kyushu の指摘の通り。

153 BODY AND SOUL (2001年11月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
154 NIGHTINGALE (2001年11月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
155 FLESH AND BLOOD (2001年12月スーパーチァネル放送時CC信号なし)

156 "FLESH AND BLOOD, PART II" (2001年12月スーパーチァネル放送時CC信号なし)

原題のPART IIがダブルクォートの外だったり中だったりします。
第147話の原題「"UNIMATRIX ZERO" PART II」
第156話の原題「"FLESH AND BLOOD PART II"」
第163話の原題「"WORKFORCE, PART II"」

157 SHATTERED (2001年12月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
158 LINEAGE (2001年12月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
159 REPENTANCE (2002年1月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
160 PROPHECY (2002年1月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
161 THE VOID (2002年1月スーパーチァネル放送時CC信号なし)
162 WORKFORCE (2002年1月スーパーチァネル放送時CC信号なし)

163 "WORKFORCE, PART II"

原題のPART IIがダブルクォートの外だったり中だったりします。
第147話の原題「"UNIMATRIX ZERO" PART II」
第156話の原題「"FLESH AND BLOOD PART II"」
第163話の原題「"WORKFORCE, PART II"」

イントロを過ぎて本編の入りでパリスのいるカフェに犯罪捜査にきた捜査官二人が互いに
原語: 「…」(ヒアリング力不足で不明)
CC: (なし)
日本語: 私が聞いてくる
CC記述がありません。原語でも日本語でも発声されています。

ボイジャーに戻ったトレスがニーリックスの助けで回復する最中に
ニーリックス)
CC: It's an antique television.
日本語: アンティークのテレビだよ
トレス)
CC: He watches "cartoons."
日本語: 彼、アニメを観てた
再び、『テレビ』に『アニメ』でニホン感満開です。前回は第134話(MEMORIAL)

敵に捕まったチァコティがヴォイジャーを誘き出すための通信をさせられ、それに ボイジャーの乗員が応えるシーンで
CC: DOCTOR: We have it, Commander.
日本語: 受信しました(キムの声?)
原語ではドクター指揮官(ECH)が答えています。日本語ではキムの声に聞こえるような気がします。通信機を通した声で再生されているためやや不明瞭で自信は持てません。

脱出のために発電所をオーバロードさせたシーンで
ニーリクス)
CC: Their shield grid's falling.
日本語: 都市のシールドが落ちた
キム)
CC: B'Elanna?
日本語: ベラナ?
ベラナトレス)
CC: Transporters are coming on-line... now!
日本語: 機能が回復してる...ok!
トレスが原語では転送装置の復旧を明確に告げています。日本語では主語の転送装置を略したために意味をとりづらい会話になっています。私的には、敵のシールドがすぐに復旧してしまい、連邦側のピンチになったのかと誤解しました。

(特に何事もない回 122, 123)

(継続調査中)


○ TNG

(継続調査中)