DUALSKY FC130 (旧モデル)


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○ 特記

v2の付かない、無印の旧モデルです。
FC130 v2という新モデルが既に発売されています。

☆ 感度につれて、サーボの動作範囲が狭まることがあります
このGYROはキァリブレーションを必要とします。
送信機のエンドポイントはキァリブレーションを通じてGYROが記憶します。
感度設定は三軸三個の半固定VRで行います。
本来、感度とサーボの動作範囲は無関係のハズです。
しかし、感度を低く設定すると、エンドポイントを狭めたようになり
サーボの動作範囲が小さくなってしまいます。
本来のエンドポイントを保ったまま、感度を低くすることができません。
実感では、VRの見た目でだいたい55〜60(%)以上の感度設定が必要な感じです。
(感度設定を55〜60(%)以下にするとサーボの動作範囲が狭くなる)

☆ エルロン2サーボですが制限があります。
(旧モデルのみ、新モデルのv2では解消済)
AILEの入力が2、出力が2です。
すなわちエルロンに2ch.分使って2個のエルロンサーボを動かせます。
しかし、エルロンの差動やフラッペロン、スポイロンには対応していないそうです。
エルロン兼用でフラップやスポイラの動作をさせることはできないようです。
フラッペロンを行ってしまうとどうなるかは、実験していないので不明です。
新モデルのv2では解消されているようです。

モード割り当てについて、送信機の3ポジションスイッチには
(1)won't work、 (2)Normal Stability、 (3)Flying mode が割り当てられます。
(1)はジャイロOFFで、(2)はノーマル動作です。
(3)には、次のa〜cのどれかひとつを選んで割り当てます。
(a)Normal Stability, (b)Advanced Stability, (c)3D Stability
a〜cの選択はGYRO本体のボタン操作による設定で決めます。
(a)は三舵ともノーマル動作で
(b)はAILEとEVEVがheading lockedでRudderだけがnormal
(c)は三舵ともheading locked(AVCS)動作をします。

いろいろな項目を設定モードに入って設定する必要があります。
設定モードにはGYRO表面のSETボタンの長押しで入ります。
設定中はSETボタンの長押し、ワンクリック、ダブルクリックを駆使して項目間を移動し、変更を行います。
内容は主にセンタリング、エンドポイント、モード割り当て、搭載の向きなどを設定します。
設定中にどの項目を扱っているかは二灯のLEDで示されるので(一応)わかりやすいです。
SETボタンはごく薄いフィルムスイッチのようなもので、ペキペキとした操作の感触は
あまり良いものではありません。
長押ししようとしてもワンクリックになってしまったり、
ダブルクリックをしようとしてもワンクリックになってしまったりすることを含めて
設定については、わりとめんどうなGYROだと思います。


○ おまけ1
GYRO感度を下げたときになぜかサーボの動作角が狭く小さくなってしまうのは
ELEVとRUDDに出ます。AILEにはそういったことはみられませんでした。

○ おまけ2
GYROオフからGYRO ON(ノーマルモード)へ切り替えると、ELEVのスティック中立での
サーボ位置が変わります。一応少ないですが、ハッキリと見える量で変化します。



○ 試した機体

1. ホクセイモデル PRIMUS EPP Pro
2. ホクセイモデル PRIMUS EPP v5
3. HOBBYKING MX2 EPP
4. TechOne ANGEL EPP
5. Rio
6. SkyWing SBACH342 48インチEPP

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○ 各事項

・販売店
ROBIN、Flying Cat、HSLなど

・悪い点
AILE2サーボ動作に制限あり。(旧モデルのみ、新モデルのv2では解消)
SETボタンで行うキァリブレーションなどの設定が面倒。
VRで感度を小さくすると、なぜかサーボ動作範囲が狭くなる。
サーボ動作範囲を確保するにはある程度感度を大きくとる必要がある。

・良い点
AILE(制限ありの) 2in, 2out。背面・横積み可能
SBUSあり。SBUS入力は専用コネクタ「SYS」端子で独立しています。

・LINK
maker
http://www.dualsky.com/

flight control systems
http://en.dualsky.com/Power_supply_systems/flight_control_systems.shtml