ORANGE RX GA7003SX


ここに写真



○ 抑制がやや過多
当初、良い感じとしましたが、改めて何回か使ってみて、どうも
舵が鋭く効かない、鈍くなる度合いがわりと強いようです。

特にエルロンはかなり押さえ込まれる感じがします。
GYRO offでエルロン軸がクルクル切れる機体で(超スピードローリング)
ゲイン中でGYROを通すと少し切れが鈍くなり(中スピードローリング)
ゲイン大にするとかなり切れが悪くなる(遅スピードローリングになる)
感じです。

エレベータも、高いところでクルっとフリップさせてウォータフォールに
入るとき、「クルっとフリップ」のところでモサさを隠し切れません。
ただ、フォールの部分での糸を引くような感覚の安定性は捨てがたい良さがあります。
スローアクロで、高いところから何段階かのフォール・フォール・フォールで
落としながら足元に誘導してきたときに、ピッタリ狙ったところに来る、おさまる感じです。

鋭い動きはできないものの、発泡の安い機体に使うと、
まるで格上の高級機になったかのような気がします。

○ モード
ノーマルモードとジャイロOFFがあります。
水平やAVCS・ヘディングロックはありません。

○ (上記以外の)使用感
ゲインを大きくとってもハンチングは見られませんでした。
ゲインの大小にあまりかかわらず、安定感が強く得られます。
推測するに、内部のレスポンスレート(応答速度)は他の製品よりも
かなり遅目に味付けされていると思います。

○ 接続
FASST互換受信機に3軸GYROを内蔵
受信機として、SBUSの[出力]があり
AILE 2in, 2out

○ 設置
正面、背面積みができます。
横倒し積みはできません。
(プロフィール機の胴体側面にペタンコ貼るような積み方はできません)
(プロフィール機好きの当方には少し痛いです)
正面と背面の場合、前後は入れ替わってもいいようです。
(アンテナ線側が前になっても後ろになってもどちらでもOK)

○ スイッチ類が少しボロい
AILE1系統・2系統、Vテール、デルタ翼を設定するDip-SWが非常に小さく
動かしにくいもので、表面から奥まったところについています。
感度と動作ディレクションを設定するトリマVRがあまり良いものではないらしく、
しかも表面から奥まったところについています。
この受信機+GYROを機体に搭載してしまってから、狭いところをかいくぐるように
して斜めにドライバを当てていると、いくら粘ってもDip-SWが動かせなかったり、
トリマVRのアタマのところ、マイナスドライバを当てる凹部が削れてしまったりします。

スイッチとトリマVRは機体へ固定する前にアタリをつけておくほうがよさそうです。

○ 感度VRや設定SWを変更←要・電源再投入
この(受信機+)GYROは、電源投入時にトリマVRをサンプリングするようです。
動作中にトリマVRを回しても動作ディレクションやゲイン設定が変わりません。
dip-swを切り替えたりトリマVRをひねったりしたら、都度、
電源を入れなおして確かめることが必要なようです。

○ AILE 1系統と2系統でスイッチ切替が必要
買った状態ではAILEが1入力1出力の状態です。
このままでは1ch.のAILEにはGYROが働きますが、6ch.のAILEにGYROが働きません。
AILE2入力2出力にするには、Dip-SWの「AILE」を切り替える必要があります。
(6chにAILEのGYROを働かせるか・働かせないかのswitchです)





○ 試した機体

1. SkyWing SBACH342 48インチEPP
ここに写真

2. KYOSHO CALMATO α40トレーナ
ここに写真

トレーナにこのGYROを積むのも、なかなかいいですなぁ〜



○ 各事項

・販売店
HobbyKing(GlobalWareHouse)など

・LINK
(調査中)
(ORANGEのWebがないんです)